「このバイナリーオプション業者は安心して使えますか？」…こうした質問は、ネット上の至る所に投稿されています。有名な質問サイトもそうですし、SNSでも同様の投稿を見かけるように、バイナリーオプション業者に対して不安を抱く方はたくさんいるでしょう。
それもそのはずで、日本で流行し始めた頃は海外に拠点を持つ詐欺業者が多数登場し、多くの被害報告が上がりました。そして金融庁が注意喚起を促すようになり、現在は詐欺業者とそれに引っかかる人も激減したのです。
とはいえ、現在も怪しいと感じる業者はいくつか存在しています。『ジェットオプション』という業者に関しても疑われることが多いので、ここは安心して使えるところなのかどうかを調査しました。
ジェットオプションはどこの国の業者？
ジェットオプションの会社概要を見てみると分かりますが、どこの国に拠点があるのか書いておらず、すでに不安になっている方もいるでしょう。ですが免責事項のページを見てみると『ベリーズ』が拠点であるという旨が書かれています。
ベリーズはあまり日本だと耳にしない国かもしれませんが、実はパナマなどで有名になったタックスヘイブンとして知られており、バイナリーオプション業者が拠点として選ぶには自然な国だと考えていいでしょう。
近年はバイナリーオプションに関連した規制が強まっているものの、ベリーズはさほど締め付けが強くないこともあり、ジェットオプションの本拠地があってもおかしくありません。
ジェットオプションは出金できるのか？
詐欺業者を使ってしまった場合、出金が一切できないというトラブルが非常に多いです。入金はできるもののお金を引き出せないため、どれだけ資金を投入して勝利を重ねても無意味となるでしょう。ゆえに、ジェットオプションでも出金できるかどうかが怪しまれやすいです。
ですが、ジェットオプションを使ったユーザーには「時間はかかるけど出金には応じてくれた」と話す人もいるため、出金自体はできると考えていいでしょう。ただし、時間がかかるというのも事実であり、最短でも3営業日は必要とされています。
金額が大きい場合は1週間ほどかかったという意見もありますので、出金できるかどうか不安になるのは無理もありません。近年は翌日には出金できる業者も多いことを考えたら、ジェットオプションは見劣りすると言わざるを得ないでしょう。
評判の悪いボーナスの仕組みについて
ジェットオプションに対して不安を抱く理由の一つに、悪い口コミが多いというものがあります。そしてとくに評判を悪くしているのがボーナスの仕組みであり、簡単にまとめると『ボーナスを受け取るとボーナス額の20倍の取引をしないと出金できない』という内容です。
ジェットオプションでは最大で入金額の100％がボーナス額として還元されるのですが、それを受け取ると途端に出金条件がシビアになり、初心者であれば出金できずに終わることもしばしばあるでしょう。金額だけは魅力的なので、つい出金条件を見ずに受け取る人もいます。
なお、このボーナスは拒否することもできます。せっかくのボーナスを受け取らないのはもったいなく思えますが、厳しい出金条件を考えると拒否は妥当かもしれません。
デモトレードができないのも不安
人気の高いバイナリーオプション業者は、大抵がデモトレードを用意しています。こちらを利用すれば仮想口座を使って取引の練習ができるため、「バイナリーオプションって本当に安全なのかな？」と心配になっている人も安心できるでしょう。
しかしジェットオプションにはこのデモトレードがないため、投資をしたいならぶっつけ本番になってしまいます。かつてはほとんどの業者にデモトレードなんてなかった…と思う人もいるかもしれませんが、わざわざ不便な時代を再現する理由もありません。
ジェットオプションは機能追加についても長く行なっていないため、今後もデモトレードができるようになる可能性は低いと言わざるを得ないでしょう。
利用はできるが安心感はイマイチ
今回の調査結果をまとめると、『ジェットオプションは利用こそできるものの安心感はイマイチ』となりました。出金ができる以上は詐欺業者とは言えないものの、遅すぎる出金スピードとボーナスによる厳しい出金条件もあり、不安になるのは当然です。
また、「問い合わせても返事が来ない…」と話す人もいるように、サポート体制にも難ありと言えます。国内業者のような規制はありませんし、取引画面も見やすいのは魅力的ですが、それらを帳消しにするような点が多すぎるでしょう。
海外業者を使うなら評判のいいところを選ぼう
もしも海外業者を使ってバイナリーオプションを始めるなら、評判のいいところを選びましょう。一部の人気業者は国内業者にも劣らないほどの信頼を勝ち取っていますから、あえてジェットオプションを優先する理由はありません。
どうしてもジェットオプションが気になるなら、最初は最低限の資金のみ投入し、ボーナスは拒否するといいでしょう。